モノやサービスや自分を売るために、相当有用なマーケティングとセールスだが、そのベースに必要なおもいやりを微塵も持っていなかった新人営業マンみさおが起こした重大なミスとは。

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何かを売るのにマーケティングとセールスのスキルが有用なのは間違いない。ところが、そのベースにおもんぱかるな気持ちや、思いやりがないとその効果は半減する。

新人営業マンみさお

このブログにたびたび登場する新人営業マンみさおをみてみよう。彼はのちに、大いに反省し、経験と知識と努力を重ねた結果ベテラン営業マンみさおに変貌をとげ、周りから圧倒的にリスペクトされる営業マンに大変身をとげるのだが、新人のころは、もう目も当てられないほどひどかった。

大学時代を、人を食いものにして笑いをとり、自分さえ目立てばいいと言う精神で生きてきたみさおは、卒業し、入社した会社でもいきおいそのままだった。ひとまえで話すことを得意とし、口八丁で生きてきた彼にとって、はじめて触れたセールスもそれほど苦ではなかった。
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会社でうけた商品説明を自分なりにアレンジし、得意なトークでセールスしたら、新人のわりに売れた。それがよくなかった。その結果で、みさおは完全にセールスをなめた。なんや、こんなもんで売れるのか楽勝やんと、高をくくってしまったのだ。

結果は案の定、しばらく成績がよかったが、その後急落。セールスがそんなに甘いはずもなく、成績は一気に下から数えた方がはやいという状況にまでおちいったのだ。会社も最初は、驚異の新人が入ってきたともてはやしたが、あっというまにカヤの外になった。新人営業マンみさおは、売り上げが落ち込んだ理由がわからなかった。そしてしばらく低迷した。

結論から述べると、みさおの成績が落ちたのは、大学時代そのままの性格や考え方が原因だった。自分の事しか考えず、相手をおもいやるこころなんて皆無。自社の製品を小売店に買ってもらうことしか考えていなかった。そんなものではすぐに行き詰まるのだ。

小売店のドアのところに赤外線センサー付きのチャイムがついている店舗ってありますよね。お客様が入ってきたことを、奥にいる店のスタッフにチャイムで知らせるあれです。人が入ってきたら、赤外線が切れて、ピンポン、ピンポンとなる。ぼくは、いや、新人営業マンみさおは、そのチャイムを自分が鳴らしているのに気づかず、店長が接客しているのを待つために、ずっとドアの横に立っていた。

「ちょっと、そこのあんた。そこに立ってたら、ずっとチャイムなってんねん。どいて」

と言われて、ようやくそのことに気づいた。またあるときには、お客さんが店内にいるにも関わらず、そのすきをみて、店長と商談し、大きな声で納品価格を口にして、店長に大目玉を食らったこともある。あんた、お客さんが店におんのに、納品条件ゆーてどうするのと。

そう、ずっと、自分のことだけ考えて生きてきた僕、いやみさおにとって、それがどんな迷惑をかけるかなど、おもうことすらなかったのだ。

おもいやりが、おもんぱかる気持ちがなかったのだ。だから、相手の事なんて一切考えない。自分さえよければいいという生き方をしてきたから、気づかないのだ。そんなあほなと、思いやりの気持ちを持つ人は思われるだろうが、実際にそうだったのだ、彼には、おそらく微塵も思いやりがなかったのだ。

その後新人営業マン河村操は、ある強烈な事件によって、自分にはそれがない、セールスとして人間として、思いやりが必要なんだと言うことを知るのだが、その事件については、また書きたいと思う。

結局、新人営業マンみさおは、中堅営業マンみさおになる過程で、おもいやりに出会い、その大切さを知り、それをベースにセールス活動をすることによって、最終的には伝説の営業マン、ベテラン営業マンみさおに変貌を遂げる。たまにこのブログでも登場するベテラン営業マンみさおの配慮力、察知力はすさまじく、彼は、そのスキルは、まちがいなく、おもいやりの大切さに気づき、それを実践してきたからだと語っている。

彼の話もまた機会があれば、インタビューし掲載したいと思う。

時代はこの流れを汲み、おもてなしや気遣いなどを全面的にだした接客や接遇が盛況だ。ものすごく大切で、日本の文化を再形成するという意味でも素晴らしいものだと思うのだが、そのベースに、根本におもいやりという気持ちがなければ、それは、時に慇懃で無礼なものになるということにもなりかねないと言うことをつけ加えて、終わりにしたいと思う。

では、おもいやりを持つ、おもいやりを持ってセールスをマーケティングをするとはどういうことか。そのためには、いったい何をやらないといけないかについては、おいおい、ここで書いていきたいと思う。今後も引き続き、ご贔屓いただければ、さいわいです。ひきつづきよろしくおねがいいたします。

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