駅に向かう途中、たまたま目が合ったカフェの店員。彼女のコミュニケーション能力の高さは驚愕だった。

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電車に乗るために駅へ向かう歩き慣れたいつもの道。9時7分の電車にのるため、わたしはそのカフェの前を8時55分に通過した。

9時開店のカフェ。開店前に準備に追われてバタバタしている様子が見てとれた。その店の手前5メートルに近づいたちょうどそのとき、30代後半の女性店員さんがドアを中から押し開けた。

前方3メートル50センチにドアが飛び出てきた。わたしは進路をすこし変更した。そのまま進むとドアにぶつかる。そう判断したわたしは、右足の次に踏みだそうとしていた左足を左45度、9時の方向に踏み出した。店員さんはそれには気づかなかった。

彼女がドアを押し開いたのはカフェ看板を前に出すためだった。高さ60センチ幅30センチ奥行き10センチのプラスチックで出来た看板をドアの横においた。

置いたあと彼女は顔をあげた。そのとき店までの距離は2メートル。その様子を見ていた私も彼女と目があった。

まあ全然関係のないカフェだし、見かけが怪しいわたしから声をかけるとなんかややこしくなってもいやだしというのがあって、彼女から目線を外そうとした。その瞬間、

「おはようございます」

と彼女が言った。周りには私しかおらず、目線が合っているのは私なので、そのおはようございますは、わたしに向けてのものだと判断したわたしは、反射的に

「おはようございます」

といった。その言葉に彼女はあまりもさわやかに微笑んで会釈してくれた。

笑顔には自信があるわたしも、持ちえる最高の笑顔を彼女に返した。おお、なんて素敵な人なんだ、こういうあいさつをできる人がいるんだと思いながらまもなく彼女の横を通過すると、彼女うはその笑顔を保ったまま

「いってらっしゃい」

と言った。わおーと思ったわたしは

「いってきます」

と言って、駅までの道を急いだ。

おいおいおいおい、なんだなんだなんなのだ。俺は客でもなんでもないのだぞ、たまたま前を通ったおっさんに対して、あまりにも爽やかすぎるだろうと、とまどいと興奮を抑えながら足を進めた。
写真1509091702
彼女は本当に素敵だった。充実していた感じがでていた。

どうだろうか。おそらく開店30分くらい前に彼女は店にはいって、開店の準備を進めていたのだろう。そして、仕上げに看板を外に出していよいよ9時のオープンにそなえる。

よーし、今日もいいお客さんにおいしいコーヒーを届けるぞ〜という風な、やるきのみなぎったエネルギーが充満していた。

それが彼女を爽やかに素敵にみせていたのだろうと思う。

私は決めた。

絶対にあのカフェに行く。客でもない通りすがりのおっさんにあれだけのあいさつができるのだきっと店内はとんでもないほどの暖かい空気に包まれている。

朝から本当にすてきな気分を味わえた。その日は一日中気分がよかった。

たかがあいさつじゃん。そんなことで騒ぐほどか、わたし、おれ、やってるでと思ったみなさん。みなさんはスベシャルです。見知らぬ人に目が合ったからといってあれだけ爽やかにあいさつできる人は絶対に少数派です。

それをあたりまえにできているあなたは、とてもスペシャルです。ぜひ続けてください。あなたの、そのあいさつはきっと世界をいい方向に導きます。

そして、俺やってないはというかたはぜひやってみてください。

目が合った人にあいさつをするもちろん会釈だけでもいいです。それだけで、それをされたほうは、天にも登るほどの気分になるんです。

たかがあいさつ
されどあいさつ

あいさつはコミュニケーションの基本だなと思ったできごとでした。これからも積極的にあいさつしていこうと思う。

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